スイスの英雄　ゴットハード広島公演

Gotthard, All we are, live, made in switzerland, subtitulado español

※爽快なハードロックナンバー　all we are

9月11日（火）広島にスイスのハードロックバンド・ゴットハードがやってきます。ゴットハードは日本での知名度は低いものの、本国スイスでは出すアルバムは全てと言っても過言でないくらい1位を獲得。スタジアム級のバンドで「スイスの英雄」とも呼ばれています。同郷のK-1ファイター・故アンディ・フグの入場曲を作り演奏したのも彼らです。

ディープパープルやレッドツェッペリン等、オーソドックスなハードロック・ヘヴィメタルをルーツとする彼らは、本国スイスのみならず近隣のドイツ、オーストリアなどでも人気を博しています。かつて「ボンジョビのスイス公演で前座で演奏して欲しいバンド１位」にも選ばれました。

しかし、2010年にボーカリスト・スティーブ・リーが交通事故で死去。オペラ歌手とも共演できるほどの超絶ボーカリストで、バンドの顏であったスティーブの死によりバンドは活動を停止します。知る人ぞ知るその歌唱力は、レッドツェッペリンの名曲・移民の歌をレコードそのまま、いやそれ以上に唄いあげていた程でした。

※移民の歌（レッドツェッペリンのカバー）

Gotthard & Monserat Caballe - One night, one soul (Live in Locarno, 2007)

※彼らの代表的バラード　one life one soul 　オペラ歌手モンセラート・カバリェとの共演。

しかし、昨年新ボーカリストが加わり活動再開。5月30日にニューアルバムが発売されました。ファンの最大の関心は「新ボーカリストがライヴでスティーブのように唄えるのか？」だと思います。youtubeで見た限りではちょっと心配ですが、録音状態がよくなかったためと思いたいところです。

初めてゴットハードを聴く方におすすめのアルバム×3枚

2枚組のベスト盤。1枚目はロック・チューン、2枚目はバラードベストと趣向がわかれています。「激しい曲は嫌いだ」という方にも、バラードにも定評のある彼らなので、2枚目はイージーリスニングとしてもお聴きになれるでしょう。1枚目では、ボブ・ディランやディープパープルのカバー曲に加え、アンディ・フグの入場曲も聴けます。ゴットハード入門編として最適の一枚です。